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太陽熱温水器全般について

1-1.太陽熱温水器とは

  • 太陽熱温水器自体は日本でも50年以上前から使われており、ご存知の方も多いかと思います。 以前は平板型集熱器のみだったのですが、ヨーロッパで開発された真空ガラス管型集熱器は、 集熱効率が大幅アップしリーズナブルな価格で販売されており注目され始めています。 弊社商品の太陽熱温水器も真空ガラス管型集熱器ですが、 独自の3層塗膜真空管を使用しており赤外線の吸収率を更に高める構造となっております。 集熱量世界最高性能の真空ガラス管形集熱器です。
  • EUを中心に発展した真空管集熱器にはいろいろなタイプがありますが弊社では3層塗膜真空管を採用しています。
  • 熱伝導コーティング,赤外線吸収コーティング,反射防止コーティング

  • からなる層で太陽からのエネルギーを効率良く熱にします。3層塗膜にすることで2層塗膜真空管より、 赤外線の吸収率が飛躍的に向上しました。 また、真空管は魔法瓶のようになっており、内部から熱が逃げることがありません。 真空管が日照を浴びると内部は熱くなりますが、放熱が殆ど無いため外側を触っても気温と同等以下の温度となっております。 本性能のおかげで冬に使用出来ないと長く言われてきた太陽熱温水器の問題をクリアし、冬でも使用可能な太陽熱温水器が”真空管式”太陽熱温水器です。
  • タンク内温度は最大99度となっております。ヒートパイプ先端の温度は晴天時200度以上(地域等条件あり)になります。 ポルトガルの認証機関では最高263度を記録しております。
  • (JIS A 4112)規格での耐衝撃試験結果合格基準品です。試験の模様につきましては下記URLをご覧ください。
  • テクノロジーページ
  • 架台はガルバリウム鋼となっております。ガルバリウム鋼は腐食防止効果がとても強く、 長期間の使用でも錆びにくい素材となっております。タンクは外側は塗装鋼板、中にウレタンを挟みこみ、 その内側に SUS304/SUS316Lで作られたステンレスタンク部があります。 タンク外面にステンレスを使せず塗装鋼板にすることで、光反射による近隣住民への迷惑行為を防ぐ形式となっております。 内部ステンレスタンクのSUS304は自然循環式、熱交換コイル式に使用しており、錆に強い素材で、長期間の使用にも耐えうる仕様となっております。 SUS316LはSUS304の特性に加え、耐圧に強く、ヒートパイプ方式に使用しております。
  • 増改築などのため機器を移設される場合、工事や調整には専門の技術が必要となりますので、 必ずお買い上げの販売店にご連絡下さい。自然循環式は落差が変化した場合出湯に変化が見られる可能性もございます。 (取付直した場所が以前より低い位置の場合、蛇口から出てくるお湯の勢いは落ちます。)
  • 機器の補修用性能部品の最低保有期間は製造打ち切り後2年です。 通常の配管に使用している弁、ポンプ、減圧弁等の工材は標準品ですので保有期間はありません。 弊社より販売している配管部材は全て国内企業生産品となっております。
  • 接地面が安定しない場合(波打っている瓦屋根等)、別売のCチャンネルなどを使用して頂く必要がございます。 また、設置を予定されている場所の屋根写真などをお問い合わせ窓口よりお送り頂けますと設置方法のアドバイスも可能です。お気軽にご連絡下さい。
  • 太陽エネルギーを熱、電気どちらに変換するかということになります。 太陽光発電は電気に変換するため汎用性が高いですが、 エネルギー変換効率が10~20%程度しかありません。 太陽熱温水器は太陽光発電と比べ、エネルギー変換効率が高く、給湯に使用する一般的な熱源(ガス、プロパン、石油、電気)を低減する事が出来ます。 太陽エネルギー変換率は50%~60%あり、使用用途は電気より狭まりますが太陽エネルギーを発電以上に効率良く有効活用出来ます。
  • 南向き、取り付け角度45度晴天日ですと夏季冬季問わず”タンク内水温が日没までに30〜40度程度昇温”いたします。 注意:温度は商品、水温、取付地区、設置する方向、角度等によって異なります。 また、温度が足りない場合でも、追い焚きして頂けると市水温度から温める場合と比べ、給湯器にかかる燃料代が安くなります。 弊社タンク一体型太陽熱温水器は全ての機種で同等の温度が昇温されるよう真空管の本数を調整しております。 強制循環式温水システムはパネル枚数、貯湯タンク量に応じて温度が変動いたしますので、ご使用用途に応じ 調整が可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
  • 業者へ施工をご依頼されるお客様はご購入前に必ずご希望の太陽熱温水器が設置可能かをお近くの施工会社様に確認して下さい。 設置場所が屋根の場合、機種によって異なりますが、太陽熱温水器は最大300kg程度(満水時)となります。 また、貯湯タンクを地面に設置可能な強制循環式もございます。 こちらですと重量が70kg程度になり、屋根にかかる負担が少なくなります。 タンク一体型でも水道直圧方式(FUJI-IP,FUJI-IS)なら地上設置する事も可能です。
  • 真空ガラス管形集熱器は平板形集熱器以上の高効率。新世代型太陽熱温水器です。 日差しが弱い冬でもパワフルに熱を吸収し、逃がしません! 三層塗膜真空管を採用しているため、他社の2層塗膜真空管以上に太陽からのエネルギーを効率良く変換します。 大きな違いとして真空管式太陽熱温水器は真空層があることによって外部と内部の温度干渉が殆どありません。 このため、熱損失がなく太陽熱エネルギーを効率よく使用することが可能です。
  • 長期間家を空ける場合、必ず家を出る前に太陽熱温水器タンク内を満水にしてください。 またお戻りになられましたら、タンク内の水を全て捨てて頂き再度給水を行なって下さい。 長期間タンクに貯められていた水は絶対に飲用等には使用せず、生活用雑排水として下さい。
  • 弊社販売HP【FUJISOL ONLINE SHOP】では 1万円以上の商品購入時に送料無料とさせていただいております。 また、商品は全て税込み価格となっております。 ※特定地域及び離島の場合配送料が別途必要となる場合がございます。予めお問い合わせ下さい。
  • 真空管10年、その他機器については2年間保証となっております。 商品をご購入された際に付属する説明書末尾が保証書となっております。 保証書を紛失されますと保障期間内でも修理費を頂く場合がありますので大切に保管して下さい。
  • メール・電話でのサポートを行なっております。 取付に関する疑問、ご質問等お気軽にお問い合わせ下さい。
  • http://taiyouko.co.jp/mail.html
  • 詳しくは弊社販売用ホームページよりご希望の温水器取扱説明書をダウンロード下さい。
  • ※無料ダウンロードとなっております。
  • 設置、工事に関するご質問

    2-1.設置角度はどのくらいが適正ですか

  • 一年中使うお客様の場合南向き30〜45度を推奨しております。平らな場所に設置する場合は床置き用45度架台をご使用下さい。
  • 他社の平板形集熱器、真空ガラス管形集熱器太陽熱温水器を取り付けた事がある業者様であれば、 特に問題も無く取付可能です。平板形集熱器と真空ガラス管形集熱器は集熱部の違いのみで、配管等の違いはあまりありません。 施工用の取扱説明書は FUJISOL ONLINE SHOP にてダウンロード可能ですので、よろしければご一読下さい。
  • 自然循環式太陽熱温水器は設置箇所から水道の出湯口までの落差で出水圧が決定するため、 そのままだと市水と同圧にならずミキシングバルブが正常に動作しません。 自然循環式をご利用される場合、”浴槽へ直接蛇口を設ける”、または”落水太陽熱温水器用の給湯器を設置する” どちらかが一般的です。
  • S-3制御器で使用する2方電磁弁はストレーナがある部分が水の入口となります。 電磁弁下部に矢印が記載されていますのでご確認後取り付けを行って下さい。
  • 太陽熱温水器を給湯器と接続する場合、太陽熱温水器からの出水圧と水道圧が、同じでなければ正常に機能しません。 この為給湯器と接続出来る機種は水道直圧可能なタンク一体型太陽熱温水器(FUJI-IP,FUJI-IS)又は強制循環式太陽熱温水器(FUJI-SP)になります。 尚、給湯器の特性上接続出来ない機種もあります。自然循環式を給湯器に接続することも可能ですが、水道圧と等しくする為別途ポンプ、落水太陽熱温水器用給湯器等が必要となります。
  • 温水器の組立はある程度の工事経験があれば可能です。 配管等は水道関係の業者様にお頼み下さい。 FUJISOL ONLINE SHOPにて施工用説明書が無料ダウンロード可能ですので、そちらをご一読下さい。
  • 給湯配管に使う部材は、耐熱温度が95度以上のものを使用するようにして下さい。 架橋ポリエチレン管・銅管・ステンレス管・フレキシブル管等を使用し断熱材で保護し保温するようお願いいたします。
  • 寒冷地、準寒冷地等の配管が凍結する可能性のある地域では配管凍結防止ヒーター(凍結防止帯)を必ず配管に巻きつけて頂くようお願い致します。 配管が凍結により破裂する危険性があります。
  • 水道直圧式、落水式と太陽熱温水器の種類によって接続できる給湯器が異なります。水道直圧式は一般的な給湯器であれば殆どの機種が接続可能です。 落水式は圧力の問題によりソーラー専用の給湯器であれば接続することが可能となっております。 詳しくは機種の型番などを添えてお問い合わせ頂けますと弊社にて推奨する太陽熱温水器や接続方法等をご提案することも可能ですので お気軽にご連絡下さい。
  • 約3mになります。3m以上の距離が必要な場合配線を延長して頂く必要がございます。
  • 自然循環式は落水を利用する温水器のため、給湯配管の曲げ数が増えれば増えるほど圧力が弱まる可能性がございます。 配管する際空気溜まりができないようご確認頂いた上での配管をお願いいたします。 空気溜まりができる配管になってしまった場合、ウォーターハンマーや圧力の低下が起こる場合がございます。
  • ヒートパイプ内部の熱媒体とは一般的に、水又はアルコールと銅粉を混合させたものです。 弊社のヒートパイプは水と銅粉の混合物が熱媒体となります。 ブタン、フッ素等将来の廃棄の際に問題になる化合物は使用しておりません。
  • 省エネ、補助金についてのご質問

    3-1.補助金はありますか

  • お住まいの市町村によって異なります。詳細はソーラーシステム振興協会か各市町村にお問い合わせ下さい。
  • 経済産業省発行”2009年エネルギー白書”に記載している、「世帯あたりの用途別エネルギー消費量」では、 給湯に使用しているエネルギーは家庭全体での 約30%の結果となっています。
  • ミキシングバルブ: ミキシングバルブを使用することで、太陽熱温水器からの熱いお湯と水道からの冷水を混合出来ます。 このため浴室や炊事場の蛇口から熱すぎるお湯が出る事を防ぐ働きがあり、40度程度の適温でお湯を使用出来ます。 また、給湯器を高温から保護する役割も持っています。
  • 減圧弁・逃がし弁: お住まいの地域によって水道圧が水準以上に高い場合があります。 水道圧が高いとタンク内の温水が撹拌され、高温のお湯が取り出せない場合がございます。 この場合減圧弁・逃がし弁を取り付けて頂く必要があります。